近年、非認知能力を高める教育(養育)が、とても盛んになっています。私の実践するポジティブ心理学の教育法や、イタリアのモンテッソーリさんが開発した教育法がその代表かと思います。
非認知能力とは、積極性や忍耐力、モチベーションなど、IQなどの様に数値化出来ない能力であると言われています。
先日、日本初で名古屋発の、子どもの権利に特化した相談支援機関「なごもっか」https://www.city.nagoya.jp/kodomoseishonen/page/0000154568.html
主催の「なごっちサミット」に愛娘が初めて参加しました。親は、参加する事も見学する事も一切出来ず、子どもの心理的安全性の保たれた空間で行われました。
テーマは、『子どもが住みやすいまちってどんなまち?』
彼女曰くですが、参加者は小学1年生から中学生で、学齢毎に小グループで構成されてセッションしたそうです。
彼女のグループは小学1年生〜3年生。大人が1名ファシリテーターとなり、子ども達のセッションを見守ります。
セッションのテーマは、
「公園でボール遊びをしていたら、大人に注意されました。何故、大人は注意したのでしょうか?どうすると皆んなが過ごしやすい公園になるのかな?」(娘の聴き取りからイメージした内容なので、若干、解釈が間違っているかも知れません🙇♀️)
彼女は、
「3年生の子が凄い勢いでしゃべってたよ!私も、しゃべったよ!」と。
「あなたはどんな事を話したの?」と問うと、愛娘はテーマについて、
「公園でボール遊びしていて注意されたのは、近くに遊具があったからじゃないかなぁ。」「公園にボールで遊べる専用のグランドがあるといいよね!」と。
子ども(自分)の権利を理解する事は、他者を理解する事・理解しようとする姿勢)にも繋がります。現代の子ども達は、子どものうちから、起きた事象や感情だけに囚われず、物事の本質を見極めて理解したり判断する様になるのではないでしょうか。
これは一見すると、子どもらしくないんじゃないか、と思われがちですが、私達大人が社会的問題や課題をつくり放置して来たため、これらの問題を子ども達が解決するために、脳が進化しているんじゃないか、そんな風にも感じています。非認知能力もまた、ただ感じるだけではなく、言語化したり実行する事も増えて行くのではないでしょうか。
https://www.city.nagoya.jp/kodomoseishonen/page/0000154568.html