年末年始は、様々な年齢層の方と関わる機会が多いと思います。
先日、小学3年生の姪っ子と会いました。
私の父母と遊びに来ました。
会うなりに母が『挨拶しなさい』『目を見なさい』『靴を揃えなさい』
ご飯前にゲームがしたいと言えば
『せっかく遊びに来てるのに失礼だからやめなさい』
間違ってはない?!ただただ苦しかった。
だけど、父は『かたにはめるのはよくない』とだけ言っていました。
あー私もこの方に育てて頂いたのだと自分を褒めたい 笑
姪っ子はなれっこのようで全部聞き流していた。
お見事。
一方、私の娘の長女は、上手に交わしていた。
次女は、ダメージ受けていた。
みんなそれぞれだなぁと…改めて学んだ日でした。
「〇〇は、こうあるべきだ」という思考は、個人的な価値観とも言えるのではないでしょうか。
自分の価値観を、相手に押し付けるのは、子育ての正しい方法ではありません。これは、子どもの価値観を暗に否定している事にも繋がるからです。
子どもは、大人から、価値観を繰り返し押し付けられる事で、最初は抵抗するものの、抵抗しても状況が変わらない事が分かると、徐々にその抵抗力を失い、最終的には、大人に言われるがまま(所謂、主従関係)の状態に陥ってしまいます。
この事を心理学では『学習性無力感』と呼びます。『学習性無力感』は、「自分が頑張っても、状況は変わらない。自分は無力で無能な人間なんだ。」そう感じて、状況を変えるための行動を、一切取らなくなってしまうのです。
これは、家庭や職場で顕著にみられ、児童虐待やDV(ドメスティックバイオレンス)にも通じています。
支配欲の強い人は、巧みな話術と、時に暴力で、自分より弱いと判断した相手を、うまくコントロールし支配しようとします。
親子の場合、弱い者は子どもである事が殆どです。
「学習性無力感」は、うつ病を発症する原因の一つとされ、繰り返し無力感を感じる事で、自己肯定感は下がり、立ち直るには適切なカウンセリングやコーチングが必要になります。正しくマインドセットできなければ、再び発症してしまいます。
子どもの権利は、子ども自身のもの。子どもの権利の侵害は、現代を生きる私たち大人が、後世に残してはならない、負の遺産である。
心からそう感じました。
あなたは、自分の伝えたい事を、どんな方法で、子どもに伝えていますか?
あなたの言葉は、子どもを傷つけている可能性はありませんか?
子どもの権利を侵害してはいないでしょうか?
子どもの権利よりも先に、大人の権利を主張してはいないでしょうか?
子どもを守る、大人の義務を忘れてはいないでしょうか?
私たち大人が、少し意識を高めるだけで、子どもの生きる世界や目に映る風景は、グッと良くなります💫
owner
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